【ミスが多い人は必見!】アレのせいで、15倍もケアレスミスが増えてます【事故防止対策】
皆さん、ミスした経験ありますか?
うっかりミス、不注意でやってしまう誤り、そそっかしい間違い。
いわゆる「ケアレスミス」って言うヤツです。
「ケアレスミス」は皆さん誰でも経験されていると思います。
自分もミスばっか…しょっちゅうですよ(苦笑)
ただですね、「ホド」(程)っていうものは皆さんも心得ているはず。
「ケアレスミスが異常に多い人」皆さんの周りにもいませんか?
「それはないでしょ」というホド、ミスしてしまう人。
実は、ある研究で、私達があることをしている、あることを習慣化していると「15倍も」ケアレスミスが増えることがわかっているんです。
ヤバイですよね「15倍」もですよ。
そのヤバいことをしていなかったら、普通1回で済むヒューマンエラーのところを、15回まで増やしてしまうんですから。
今回の記事では、ケアレスミスを15倍まで高めてしまうものの正体と、更にそれに対抗するための「明日からできる」予防策も、しっかり教えちゃいます。
介護の現場でも、事故予防、事故防止対策の観点からも参考になる内容になっています。
ケアレスミスを15倍も増やしてしまうヤツの正体とは
早速、皆さんが気になっている「15倍ヤバイ恐い奴」の正体をお伝えします。
それは・・・「不眠」です。
「なんだ不眠か」なんて言ってしまってる皆さん。
そんな皆さんホド、注意が必要かもですよ。
アメリカ合衆国のウィスコンシン大学の研究によると234名の男女を集めて、ランダムに2グループに分け集中力が必要なタスクを行なわせたんですね。
2つのグループをAグループとBグループとします。
Aグループには24時間眠らせないでタスクをやらせ、Bグループには睡眠をとらせて同じタスクをやらせたんです。
結果は、皆さん察しが付きますよね。
お察しの通り、Aグループはミスしまくったわけです。
Bグループの「15倍」も、エラーを起こす結果でした。
睡眠不足はケアレスミスだけでなく、人間関係にも悪影響が…
睡眠不足はケアレスミスだけではなく、人間関係にも悪影響を及ぼす事が知られています。
不眠になると「ボーッ」としますよね。
認知機能が低下し、正しい判断ができなくなるんです。
人の真意を計り間違えて、詐欺に遭ってダマされたり。
チョットしたことでも直ぐに切れてしまって、周りから人が離れてしまったり。
良くないことだらけですよね。
もちろん健康にも良くないです。
5時間未満の睡眠は「心臓病」になり易いというデータもあります。
眠れないことでストレスを感じ、コルチゾールなどのストレスホルモンが体内で放出されることにより、様々な臓器に炎症を起こす研究結果も出ています。
「不眠」は謂わば、不幸を呼び寄せる「魔物」だったり「呪い」のようなモノなのかもしれません。
夜勤などある労働者は慢性的な睡眠不足
私が本業でやっている「介護」のような、夜勤があったり労働時間がバラバラな働き方をされている人は、もはや慢性的な睡眠不足にさらされている人がほとんどでしょう。
そんな人達に、「睡眠はしっかりとって下さい」と言っても、現状厳しかったりするかもしれませんよね。
医療機関では、手術後に患者の体内に「スポンジ」を取り忘れてしまう医療事故が1日あたり11件あるという調査結果があります。
核関連施設においては、アクシデント・インシデント報告のほとんどが、作業員の不眠によるケアレスミスであることがわかっています。
プロフェッショナルの意識が高い人ほど、睡眠不足を軽く見る傾向があることも知られていて、プロフェッショナルと呼ばれる人達の25%が「仕事中で眠ってしまった経験あり」というデータもあるそうです。
核施設なんかで作業員の睡眠不足が原因で「ドカン!」と大事故が起きてしまっては、たまりませんよね。
介護士の皆さんでも、プロフェッショナル意識が高い人はいますが、そういった人ほど睡眠不足に注意が必要ですね。
ただでさえ、介護の仕事は「生活が不規則」になり易いく、睡眠不足にも陥りやすい職業だということを改めて認識する必要がありますね。
明日からできる手軽で効果的なケアレスミス予防策
ケアレスミスを15倍も上げてしまうヤバイ「睡眠不足」
じゃあ、しっかりと睡眠をとろうと思っても、「夜勤が当たり前」、「残業が当たり前」、「勤務時間がバラバラ」
そんな労働条件におかれている人は、ケアレスミスで事故を起こす可能性が簡単に増すわけです。
しかもそれらの労働条件で働く職場って、ミスを起こすと「命に関わる」場合が多かったりしませんか?
やたらにミスをする人が、あなたの近くにいる場合、もしかすると悪い習慣が重なって「睡眠不足」に陥っている可能性が高いかもしれません。
でも、この記事を見て下さっているアナタは「睡眠不足の恐ろしさ」がしっかり理解できたと思いますので大丈夫。
しかも、明日からできる「手軽で効果的なケアレスミス予防策」も今からお教えします。
「睡眠不足になってしまった日で労働をしなければならない」そんな状況になりましたら、今から話す「裏ワザ」を使ってみて下さい。
コーヒーと20〜30分程度の昼寝(うたた寝でOK)を有効利用してケアレスミスを防ぐ
コーヒー
コーヒーは「睡眠不足」でケアレスミスを防ぐ為に、効果的な力を発揮してくれます。
皆さんがコーヒーに含まれる成分として、まず思い浮かぶのはカフェインでしょう。
カフェインの効果
カフェインの効果で代表的なのは覚醒作用です。
カフェインの覚醒作用は、「睡眠不足」で疲れ切った頭をスッキリさせて集中力を高める効果があり、疲労で生じている認知機能の低下を回復させてくれます。
また、カフェインには利尿効果もあり、体内の老廃物を排出する効果があります。
他にもあまり知られてはいませんが、カフェインが脳の中枢神経を刺激し、自律神経をアップさせたり、運動能力も向上させます。
心臓の筋肉にも作用し収縮力を強化してくれたり、気管支を拡張させ呼吸器機能を改善させてもくれます。
更には、カフェインには「身体の痛み」を鈍らせる効果(鎮痛作用)もあることが研究で報告されています。
ポリフェノールの効果
赤ワインに多く含まれているポリフェノールですが、コーヒーにも赤ワインにも匹敵するくらい含まれていることはご存知でしたか?
赤ワイン100gあたりポリフェノール量は230rといわれていますが、コーヒーでも200mg含有されているそうです。
コーヒーに含まれているポリフェノールは、クロロゲン酸の仲間になります。
このクロロゲン酸は、体内でフェルラ酸という成分に代謝されます。
フェルラ酸は、血液をサラサラにしてくれるため、血管が詰まりにくくなり脳梗塞・心筋梗塞を予防してくれると言われています。
正直、コーヒーの良さを言い出せば切りが無い
脳卒中・脳梗塞予防、大腸がん予防、血糖値の改善、脂肪燃焼効果で肥満防止・・・。
コーヒーの香りのリラックス効果、コーヒーも見ているだけでも集中力が回復するという報告・・・。
とにかくまあスゴイ奴ですよ、コーヒーって奴は(拍手)
ケアレスミスを防ぐ為のコーヒー活用術
コーヒーは「ここぞ!」って時に「薬」として摂取する
カフェインは口から摂取した場合、最大血中濃度に到達するまでに掛かる時間は30分〜45分とされています。(ホットコーヒーの場合)
半減期(カフェインの覚醒作用が薄れてくる目安)は大人で 2時間半〜4時間半が目安となります。
(10代〜20代前半は 1〜2時間、高齢者は 4〜5時間)
オススメのコーヒー摂取時間は、お昼を食べ終えた直後に飲むのが良いですね。
昼食後の14時〜16時あたりって、「睡眠不足」は関係無しに眠くなりますから(笑)
注意してほしいのは、コーヒーは16時以降は摂らないようにすること。
先ほど、半減期は大人で2時間半〜4時間半とお伝えしましたが、完全に作用が消えるまでにかかる時間は 8時間〜14時間といわれ、夜間目を覚ましやすくなり、良質な睡眠の妨げになってしまうからです。
コーヒーが原因で、寝られる時間に寝られなくなってしまっては、元も子もないので注意が必要ですね。
20〜30分の昼寝(うたた寝でOK)で得をする?
20分〜30分間の昼寝をすると、夜3時間寝たことに相当する「疲労回復効果」があることが研究でわかっています。
ですから、仕事休憩時間に20分〜30分程度の仮眠をとることも「睡眠不足」でケアレスミスを防ぐ手段として有効ですね。
プチ情報ではありますが、TSUTAYAの社長さんも「30分間の昼寝」を毎日取るために、スケジュール調整されているそうですよ。
コーヒーと昼寝(うたた寝・仮眠)の合わせ技が最強。
昼食後にコーヒーを飲んで、20分〜30分仮眠を取るがベストだといえそうですね。
昼寝をすれば、夜3時間分のスヤスヤと寝たことに相当する「疲労回復」をGETできます。
さらに、コーヒーのカフェインが目覚めと共に脳みそに到達して、集中力が「グンッ」とUPします!
ケアレスミスによるアクシデントやインシデントは根性論・精神論で済ましてはならない
ケアレスミスで起こしてしまった事故を「ミスを犯した個人のせい」にしてしまうことは簡単です。
「やる気とか、気合がないからミスをするんだ!」
「気持ちがたるんでるから、そんなミスをするんだ!」
「うっかりミスをしないために何度も確認をして、絶対ミスをしないようにしよう」
そんな叱咤ばかりで、ケツを叩いてくるような上司や同僚がいる職場では、働いている人達のやる気もなくなってしまうでしょう。
「人はミスをする生き物」だということを前提として考え、「ミスを少なくさせるためにはどうしたら良いのか?」を、多角的な視野で捉えることが大切。
いま目に見えて在るものだけに執着し、何回も矯正を仕掛けてもクリアできない課題って多いですよね。
【同じミスが多いのはナゼか?】深掘りするだけではなく、広い視野で多角的に考えてみる
・マニュアルなどの今ある構造に問題があるのかもしれない
・職員のプライベート習慣に何か原因が存在するのかもしれない
多角的な視点で物事を見られる力は、勉強する事で情報として知り、
その後、実践することでスキルとして身に付きます。
今回の情報が、あなたの今後にお役に立てる日がきたら幸いです(^ ^)
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