【まさかの】介護業界にこそプレゼン力が求められる件【納得】
介護業界の世界には、プレゼン(プレゼンテーション)とは全くもって無縁であると思っている人は多いと思います。
しかし、介護業界だからこそプレゼンスキルは絶対にあった方が良い。
なぜか?
OK!わかりました∠(^o^) ビシッ!
それでは分かり易く解説します。
介護業界は時間が無いからプレゼンスキルを持つべし
介護業界で超ハイレベルに必要なスキルは「プレゼン力」
理由は、とにかく時間が無いから。
介護の仕事は、常に時間との勝負ですよね。
タイムスケジュールでフルで働くんです。
余裕あるスケジュールなんてあるわけがなく、いつも詰め詰めです。
食事に排泄、入浴にコール対応。
まだまだ労働は強いられます。
そんな中で、画期的な新しい何かを生み出せますか?余力はありますか?今やるべき事で一杯一杯じゃないですか?
【例えばこんな感じ】
日々の業務に追われて、帰ったらバタンキュウ。
自分の上司や、他部署から「アレやってコレやって」と言われても、「それ何時やるんだよ?」と思いながらもやるしかないからの残業。
あなたが上司なら、部下から「こんな事をやりたいんです」「コレが課題や問題ですから何とかして欲しい」と言われて「それ誰がやるんだよ?私かよ?」と思いながらの残業。
できれば新しいものは取入れたくない、変化があると面倒くさい。
相手の言っていることは間違いじゃない、それができればそりゃ良いけど…。時間が無い。
断れずに引き受ける…仕事は溜まる…。
自分の考えや、アイディアを上長に伝えても「それできないね、いつやれるの?」と、時間が無い余裕がないと言われ終了。
コレ見て、「うん、わかるわかる」と頷かれている方、実は赤信号
ズバリ、あなたにプレゼン力がない証拠です。
何故なら、忙しい業務内の限られた時間で、必要な情報の要点を整理して伝えたり聞き入れたりすることは、まさにプレゼンに求められていることと同じだからです。利用者さん、そのご家族との日々のコミュニケーションもそうです。プレゼン力があると、説得力が増して信頼関係を築きやすくもなります。
時間が無いからこそプレゼンがある
時間が無いのはわかりました。
じゃあどうするか?
時間が無いのであれば、時間を作れば良い。
どうやって作るか?
ムダな作業を捨てれば良いんです。
方法は沢山あります。
- 経営理念や方針に沿っていない事を捨てる
- 利用者本位になっていない作業を捨てる
- 人に任せれば良いのに任せられない自分を捨てる
などが当てはまりますが、今回は特に無駄の多い「会議」というものにスポットをあてます。
皆様の会社や事業所内にも会議はありますよね。
私が「ムダだなぁ」と特に感じる会議は、全従業員を集めた「全体会議」
休みの人も、夜勤明けの人も関係なく集合させて、一部の人だけが盛り上がっているんですよね。
「早く終わらないかなー」なんて感じる人も多いはず。
2時間も3時間もダラダラと続く所だってあるんじゃないでしょうか?
介護の仕事は24時間業務です。
それはまるで「駅伝」のようにタスキを繋いで行くのと一緒。
ですから、「月に1度ぐらい皆で顔を合わせるのも良いじゃない」と思っている人もいるでしょうね。
もしかすると、アナタもそう思っていますか?
ズバリ、そんなアナタは危険です。
皆それぞれ貴重な時間がある
全体会議がなかったら、その時間を家族団らん時間にあてたり、好きな仲間と過ごす時間にあてたり、趣味に没頭する時間にあてたいと思う職員も多いんですよ。
そんな貴重な時間をあなた方の義務化された強制集会に付き合わされるなんて、本当はゴメンです。
「全体会議」で話す内容は、その会議の中でないと絶対に成立しないことなのでしょうか?
日々の勤務内の中で周知すれば事足りる内容のものがほとんどではありませんか?
でもその風習はどうしても捨てたくないのであれば、職員一人一人がその会社(事業所)が掲げている理念を実現させる為に、個人の考えを主張できる場を全体会議として位置づけてみてはどうでしょう。
介護職員の欲求
福祉関係で働くことを選択する人は、自分の給料、いわば、お金を第一優先にしていない傾向があります。
第一優先にしているものは何か?
それは「所属」「承認」です。
有名な「マズローの欲求5段階説」を見ながら解説していきます。
「お金をとにかく稼ぎたい」「権力を持ちたい」「社会的ステイタス」を考えている人達は、当たり前ですが介護の仕事は選ばないでしょう。
皆さんも知っての通り、介護職は稼げません。低収入で超有名です。
3Kとも言われる有様。
- 稼げない
- キツイ
- 汚い
じゃあ介護を仕事として選んだ人達は何を求めている傾向が強いのか?
それは、
- 「人の役に立ちたい」
- 「自分の居場所が欲しい」
- 「認められたい」
- 「必要とされたい」
そんな「所属」や「承認」の欲求が強い人が集まるのです。
欲求のレベルが高いんです。
であるなら、その欲求を満たせる機会を与えるべきです。
私が勤める職場では、私がほぼほぼ強引に自分の立場を使い、(一部の保守派な会議大好き人間からは文句を言われつつ)ねじ込んだモノがあります。
プレゼンテーションです。
全体会議にプレゼンテーションをする時間を突っ込んだのです。
プレゼンは「承認欲求」を満たすことでも有効ですし、職員のプレゼンスキルが高まれば日々の業務を効率化、簡素化させることにも効果を発揮します。
会社(事業所)の経営理念を職員一人一人が考え、理念を実現させる為の手段を立案してくるので、経営者・管理者だって嬉しいですよね。
プレゼンには沢山のメリットがあるわけです。
全体会議にねじ込んだプレゼンテーションルールを公開
私が介護施設の全体会議に試行錯誤して取入れてみたプレゼンテーションルールを公開します。
介護業界では無縁とされてきたプレゼンを、一体どのような形で介護現場にブチ込んだのかを知りたい方は、次にあります内容を是非ご覧下さい(^^)
【公開】介護施設の全体会議にブチ込んだプレゼンテーションと、そのルール
結果はどうだったのか
今までプレゼンをやったことがない人だらけですから、「我こそが〜」といって出る人は少ない感じです(苦笑)
ただですね、こういったアクションを示すことで職場内の雰囲気は少しずつ変わってきているように思います。
- 自分の意見を積極的に言う人たちが増えてきた
- 意見を言いやすくなったと言ってくれる人が増えてきた
さらに、その意見にも変化が起きてきました。
ただの丸投げではなく、協力をしようとする姿勢が出てきたんです。
- ぼんやりとした考えではなく具体的に考えるようになった
- 解決策も持ってくるようになった
- 指示待ち職員が少なくなった
これは驚きの成果です。
私も、皆と一緒に成長していかないと(^^)
人ごとにしない自分ごとにする思考
他責にしないで自責で働く現場
そんな教育、そんな環境作りを実現させる為に私も日々プレゼンですかね(^^)
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